財団の概要

山櫻プロジェクト会

日本の原風景の代表的な樹種として古来より愛されてきた「ヤマザクラ」が近年減少傾向にあり、ここ那賀町木頭においてもその存続を危惧されつつあります。そこで私たち山櫻プロジェクト会はヤマザクラを『山櫻』と称し、地元木頭産の山櫻苗木の育成と植樹、保全活動を行い、地域住民をはじめとした県内外の有志の方々や小・中・高・大学生達の協力のもと、世代や地域を越えた方々と共に山櫻の名所作りの活動を行っています。

2018年からスタートし、毎年春先に、ヤマザクラ苗木の植樹イベントとして開催しています。今回で5回目となった植樹も昨年同様、コロナ禍により域外からの参加を控えさせて頂きましたが、地域住民を中心に多くの有志の方々に参加して頂き、1歳から92歳と幅広い世代が集うイベントとなりました。飛沫感染防止等の措置と参加者の安全面を最大限確保しながら、2020年に発芽の2年生ヤマザクラの苗木を植え、生育を助けるために肥料を施し、シカの食害から保護するためのネットを設置しました。今年は、平和と平穏を願って、竹の短冊に一人ひとりがそれぞれにメッセージを書き苗木横に掲示しました。

参加いただいた方々からは『自分たちが植えた苗木をまた見に来ようと思う、楽しみが増えた。木が成長する過程やいつか花咲くことを思うと温かく優しい気持ちになれる。』など、大変嬉しく励みになるお声を沢山頂戴いたしました。

山櫻プロジェクト会
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