活動報告

かみかつ里山倶楽部

「高丸山ブナの自然林における環境保全活動」  
高丸山はニホンジカによる食害のため、森林内の下層植生(植物)が衰退し、樹皮剥ぎも多く見られます。森林環境を保全するためには、食害対策を行うことが急務となっています。そのため「ブナをシカから守るぞ」という行事で、ボランティアを公募。多様な方の参加がありました。今回は下層植生回復のための、防除ネット張りを行いました。

自然林内の設置場所で、10メートル四方に支柱を2メートルごとに打ち込みます。参加者全員でネットを広げ、張っていきました。その際、講師から効果的なネットの張り方を教わりました。この方法は、他の場所での応用も可能になります。

設置後、講師から県内のシカ対策についての話がありました。専門家の話は、シカによる被害を正しく理解してもらうのに重要です。体を動かし、学びもある活動でした。帰り道で過去に設置したネットを確認したところ、植生回復が進んでいました。今回ネット張りした場所も、今後が楽しみです。

かみかつ里山倶楽部
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