令和4年11月10日、ササユリを保全するための環境整備活動を、伊島のささゆりボランティア、阿南光高校とともに行いました。 伊島は、山で田畑を耕し、薪で生活していた時代、島がピンクに染まるほどササユリが咲いていたと言います。ササユリを守るため、伊島中学校を中心に島民での保全活動が行われてきましたが、高齢化等によって十分な活動ができなくなってしまいました。伊島ささゆり保全の会では、島外のボランティア、阿南光高校の協力を得て、ササユリ保全活動を支援しています。
ササユリを保全するための環境整備活動では、ササユリがたくさん咲く場所を選び、草刈や間伐の作業を行います。すでに休眠しているササユリに光が当たることによって、春にはまた葉や茎が出てきます。5月下旬には花の個体数調査を行い、環境整備活動の成果を確認しながら、次の作業計画を検討します。このように、科学的な検証のもと、年間を通してササユリの保全活動を行っています。
